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雲井雅人サックス四重奏団〈ダンサブル・サックス〉〜古今のダンス音楽を集めて〜】―2004.11.30―

王子ホール(銀座)
13:00開場、13:30開演
¥ 2500(全席指定)

協賛:株式会社ヨックモック(お茶とお菓子のサービスつき)

プログラム

●妖精の女王:ヘンリー・パーセル/arr. Dapper
プレリュード
ホーンパイプ
エアー

●南アメリカ組曲:リノ・フロレンツォ
チャチャチャ
サンバ

●タンゴの歴史:アストル・ピアソラ/arr. Voirpy
ナイトクラブ1960

●“三文オペラ”の音楽:クルト・ワイル/arr. Harle
タンゴ

●気まぐれな組曲:ジェローム・ノレ
ジャズ・ワルツ
チャールストン

●プリーズ・プリーズ・ミー:レノン & マッカートニー/arr. 高山直也

●ヘレニズム組曲:ペドロ・イトゥラルデ
カラマティアーノス 〜 ファンキー 〜 ワルツ 〜 クレタ

●富山県民謡/arr. 秋透
こきりこ節
麦屋節

●カルメン幻想曲:ジョルジュ・ビゼー/arr. 伊藤康英



 「目線こちらで〜す。はいっ! パシャ…パシャ」 2000年、とある夏の日、私達は額に汗をにじませながら埼玉県東松山の洞窟の中でポーズをとっていました。チラシ写真の撮影です。デビューリサイタルという事もあってチラシ作りにも熱が入り、何故か洞窟で撮ろう!という事になりました。真夏の炎天下に黒服上下…謎の軍団に観光客も怪しんでいました。楽器の表面に水滴がつくほど、洞窟の中は外と違い非常に涼しかった事を覚えています。そしてそのチラシの効果(外国かと思っていた方もい らした)もあり、リサイタルは多くのお客さんと温かい拍手に囲まれ、無事大成功をおさめる事が出来ました。ずっと以前からも、皆それぞれ他の演奏活動をしていましたが、この時の大きな感動は今でも忘れる事ができません。 それもそのはず、現在のメンバーに至るまでは色々な出来事があったからです。話せば丸1日かかってしまいますので、その辺の事はご想像にお任せします。4人で1つの音楽を作り上げるという事は楽しいですが、反面大変難しい事なのです。1人1人の異なる音楽性を融合させなくてはいけません。リズム感や人間性、趣味、体型、そして好きな食べ物に至るまで皆違うわけですから、心で分かり合わなくてはなりません。その点私達は、1人の女性を皆で奪い合ったり(嘘)、毎晩同じ夢を見たり(そんな訳ない!)、 それぞれの音楽的な方向性に極めて近いものを感じています(真実です!)。 特に私達が一番大切にしている音色感はかなり一致していると思います。それもそのはず私達は[りーだー雲井雅人]の弟子達なのです。学生の時は緊張しながら、日々辛く!?きびしいレッスンを受けていたのですが、今は師匠としてではなく、カルテットの仲間として一緒に仕事をさせていただいているのです。大変光栄な事であると同時に今は楽しくて仕方が無い状況です。なにせ自分達が目指して来た人と一緒に演奏できるわけですから…

 初リサイタルから早いもので4年が過ぎようとしています。この4年間に日本全国津々浦々、色々な所で私達の演奏を聴いていただきました。音楽を通じて多くの人々と出会い、音楽を共有して楽しむ事によって、カルテットとしても大きく成長して来たと思います。喜びも悲しみも皆で乗り越え4人の絆もますます強いものとなりました!他のメンバーも同じ気持ちであることを願いつつ、この文章を書いている次第であります。それはそうと、本日演奏いたします「サクソフォーン」という楽器について少し紹介しておきましょう。この楽器は現在、クラシック以外にもジャズや演歌など、様々な音楽シーンで演奏されていますが、今から160年ほど前、ベルギーのアドルフ・サックスという人によって発明され、自身の名をとってサクソフォーンと名付けられました。(サックスと略して呼ばれる事も多い) 穴を塞ぐキー装置が付いた金属製のボディにクラリネットの唄口をさしたような画期的な木管楽器の誕生でした。発明当初はフランスのオーケストラ作品などに用いられました。ビゼーの「アルルの女」やラヴェルの「ボレロ」などのソロは有名です。20世紀に入り、アメリカのジャズ奏者にその可能性を見い出され、現在ではジャズやポップス、吹奏楽はもちろん、CMなどあらゆるジャンルで用いられるようになりました。大きさはソプラニーノ(全長30センチ位)からコントラバス(立ってしか吹けません!)まで7種類もあり、音域的にもひとつのオーケストラが出来てしまうほどです。本日はその中の4種類の楽器を使って演奏したいと思います。今回は演奏会場が【大東京銀座!!】(すいません北海道出身なもので…)にあるという事で色々なプログラム案がありましたが、銀座と言えば「ダンス」と勝手に思い込み、「ダンサブルサックス」と題しまして、踊れる曲をたくさん用意してみました! 人類は生きる為に常に心臓で一定のリズムを刻んでいます。そう、いかなる時も皆リズムと共に生活しているのです!皆さんの心の中に眠っている潜在的なリズム感を引き出すべく、清楚なものから情熱的なもの、切ないもの、民族的なもの、国籍も様々なダンス音楽を情熱をこめて演奏いたします!ここがダンスホールではない事が残念ですが、リズムに乗って、体を動かしながらリラックスしてお楽しみ下さい。さぁ皆で一緒に…Shall we dance? 

西尾貴浩 


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